土曜日は現場打合せ。木曜日に話題となった床材の確認を行った。
大工さんがリビングの養生シートを外してびっくり。赤味がきれいにそろい、ほれぼれするほど美しい。埋加工のことなどふっとんでしまった。大工さんは板の色味を丁寧にみて、一番美しくなるような板の並びを工夫している。今回の床は5回もやり直したのだそうだ。
今回お願いした大工さんは正解だった。どんなにいい材料をそろえても、それを活かす腕と心がなくては無駄になってしまう。今回の大工さんは木に対する豊富な知識と深い理解と愛情があり、腕はもちろん、いいものを作ろうという気持ちがとても強い。一生に一回の家をこの大工さんにお願いできて本当によかった。
壁材の説明をする大工さん

床材の後は壁材の説明が大工さんからあった。「あまりよくない」という言葉で心配になったが、よくないというのは個性的な木が多いということのようだ。色に灰汁がでて緑がかったものやおかしな柄が出ているものがあった。しかし、これは木が水を吸い上げたときに残ってしまった灰汁や、二股にわかれていたため出た模様で木としては強く問題はないということ。木も育った場所や育ち方でいろいろな個性が出る。人間と同じ。みんな違ってそれでいい。強度など材として問題がないのであればそのまま使ってもらうことにした。この大工さんならうまく活かしてくれるだろう。
壁材

この大工さんを初めとして今回家づくりに携わってくれた業者の方はどの方も正解であった。その仕事に大しての知識が豊富で、丁寧な仕事、アイディアも豊富だ。こんな業者さんに出会えたのも我々の建築家選びが成功だったからだ。いい建築家のもとにはいい業者が集まる。類は友を呼ぶのである。
家づくりは山あり谷ありである。腹の立つこともあり、落ち込むこともある。それを乗り越えていくには建築家を人としてどれくらい信用しているかである。腹が立ち、いろいろぶちまけたこともあったが、この信頼はゆるがなかった。今、家づくりがとても楽しい。後2ヶ月、新しい家ができる楽しみもあるが、この人たちとの作業が終わってしまうのが寂しい気がする。
最近、このブログの前に公開していた日記で、初めてこの建築家と会ったときのものが出てきた。このとき感じたことは今でも変わらない。
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2004年5月7日
昨日、ホームページで見つけた建築家に会いに行った。
事務所は自宅を兼ねた建物。静かな住宅街に建つ、暖かい建物だった。
最初の失敗があったので、とても緊張していたが、物静かで、とても優しい笑顔の方だった。自分から話すのではなく、まずこちらが言うことを静かに聞いてくれる。オープンシステムを採用しているため、時間をかけてゆっくりと説明してくれた。家づくりに関してもプランを始めてから完成するまで1年半から2年をみてほしいということ。じっくりゆっくりと考えていたこちらの思いと同じだ。
そして最後に自宅の1Fを見学。人柄らしい優しい家だった。この建築家にお願いしよう、迷いなくそう思った。
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