この家で生活するようになっていらなくなったものがある。スリッパだ。以前のマンションでは厚手の靴下をはいていてもスリッパをはかなくては足が冷えてしまっていた。だが、無垢の杉板の床ではスリッパは不要だ。靴下だけでも十分暖かいし、何より感触がいい。朝ベッドから起き、素足で床に触るとき、冷たくないかとビクビクする癖があったが、全く冷たくない。薪ストーブで家を暖めていることもあるのだろうが、よく保温している。
住む前は座りやすい椅子を選び、椅子での生活を考えていた。しかし住み始めてみると、床に直に座ることが多くなった。床に座るととても気持ちがいいのだ。食事が終わると、自然にストーブの前の床に座ってしまう。ストーブの火を見たり、小ほうきではいてみたり、床をみがいてみたり。杉板の感触がとても気持ちがよく、立ち上がれなくなってしまう。
杉板はやわらかく感触がよい分、傷つきやすい。既に大工さんが嘆くほど傷がついてしまったかもしれない。でも傷がつくことは気にしないようにしている。傷にビクビクしたり、気を遣いすぎて杉板を楽しめなくなることは嫌だ。傷を気にするより、床を磨いたり、靴下で床をすりすりしたり。そういういたわり方をしていきたいと思う。

コメント
無垢板の感触は何ともいえないものですよね。
ボクが前に建てた家は完全なる木の家でした。
天井も腰板も全て無垢の杉やサワラ板、風呂に至っては青森ヒバで壁や天井をとね。
とっても気持ちが良かったのを覚えてる。
暖かい木は軟らかい木、キズがつくのは詮方ないこと。
キズはやがて良い味を出すものだと思いますよ。
キレイな板も良いけれど、経年変化があってこそ家だし、生活の匂いがしてボクは好きだなぁ〜
今は何故か重量鉄骨の家に住んで、薪ストーブ三昧な日々を過ごしているけれど、鉄骨と薪ストーブどちらも鉄だから許してね(笑)
投稿者: kankanwa | 2006年03月16日 18:40
kankanwaさん、こんにちは。
青森ヒバのお風呂ですか、いいですね。
無垢の板に囲まれて生活してみて本当に気持ちいいなというのを実感しています。傷も節も生活の一部になって、木たちがどんなふうに経年変化をしてくれるのか楽しみです。
薪ストーブも本当にはまってしまいました。難点はつけるとその前から動けず何もできなくなってしまうこと。汗をかきながらも近くに寄り添ってしまうんでうよね。
投稿者: maki | 2006年03月17日 12:00
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