日曜日、プロのカメラマンが写真を撮ってくれることになっていた。住み始めて半年もすると、既に不要なものが増えだし、生活感いっぱいの家になっている。少しでも写真撮影に耐えうる空間を作ろうと、しばらくは掃除の日々が続いた。
当日も朝から大忙し。ビーちゃんのよだれや鼻水がシミになっているところに蜜ロウを塗ったり、余分なものを納戸や雑庫に押し込んだり。納戸と雑庫は足の踏み場もない状態となった。
そうこうしているうちにどんどん時間は経つ。そんな焦りの中、家人が言った「花があるといいね」。そうだ、写真撮影には花だ。農協に買いに行くか。でもこの家には素朴な花がいい。農協にそんな花があるのか。そうだ、コータくんのお母さんに相談しよう。
急いでコータくんのお母さんに電話をし事情を話すと、畑に花を取りに行ってくれるという。すぐにコータくんの家に出向く。用意してくれたのはベロンとトウガラシのようなナンテン。ベロンはこの近隣の農家の多くが作っている。畑に植えられているときは目立たないが、葉をきれいに処理し、花瓶にさすと抑えた色調ながら、とても華やかに見える。コータくんのお母さんは出荷できるくらいの良いものを惜しげもなく、用意してくれた。
ナンテンとベロンとその前の日にもらったトウワタを飾った。買ったものとは違う控えめな素朴な花たちは我が家にとてもよくマッチした。
撮影は2時間ほどで終わった。外観とリビング、地下室、階段。昨日できあがった写真を少し見せてもらったのだが、我々素人が撮る写真とは全く違う。雑誌に掲載できそうなおしゃれな写真になっていた。
この写真はまた手元に届いたときに紹介するとして、我々が撮影した、掃除をして久々にきれいになった我が家である。






室内の写真にはすべで登場したビーちゃん。我が家のスーパーモデルはお疲れのご様子。大好きな肉巻きガムをもらって熟睡中。

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