2008年01月05日

守ってくれない

昨日のお散歩でのこと。コースは南の山登りコース。フリータイム区間、ビーちゃん大好きな獣道の匂いかぎ。

楽しそうに地面の匂い、草の匂い、木の匂いをかいでいたビーちゃんの動きが突然止まった。耳も前を向き、しっぽも振れている。何かいる。ビーちゃんが注目している方向を見るが、私には何も見えない。

しばらくそのままにしていたが、ビーちゃんが低い「ウー」という声を出した。これはまずい、ビーちゃんを戻さなくてはと思った瞬間だった。ビーちゃんが動いた、それは前ではなく、後ろ。私より後ろ。リードぎりぎり。耳が後ろにぺったんこについている。そして次の瞬間、走り出した。下へ下へ。私におかまいなく、リードを引っ張りながら。そう、逃げ出したのだ。

鳴き声はしなかったので猿ではない。たぶんイノシシだろう。

ビーちゃんは獣の匂いをかぐのが好きだ。でも実際会ってしまったらどうするだろうと思っていた。匂いをかいでいって本物に出会ってしまったら、私を守ってくれるだろうか。物語にあるように。

でもそうではなかった。出会ってしまったら逃げる。私など眼中になく。まあそうだとは思っていたけどね。

「自分の身は自分で守ってね」。

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