ビーちゃんが保護されたのはこんな寒い日だった。河川敷でクアトロくんとお腹の子どもたちと。
名古屋に来たとき、連続の出産で体調が悪く、大好きな飼い主もいなくなって絶望しているようだったと保護主さんから聞いた。

ビーちゃんと暮らし始めたとき、初めて飼い主になって不安だらけだった。「もし今飼い主が会いにきたらビーちゃんはどうするだろう」、そんなことを考えたことがあった。
3年半経った今思う。今、元の飼い主が会いにきたら。
ビーちゃんはしっぽをヘリコプターのようにして喜ぶかもしれない、なでてなでてと身体をすり寄せるかもしれない。
でもね、きっと私たちが「ビーちゃん、帰るよ」と言ったらパッとこちらを向いて走ってきて、私と家人の間に入って楽しそうに歩き始めるだろう。元の飼い主を振り返ることもなく。
3年半、一緒に暮らして自信をつけたのはビーちゃんだけではない。私たちもビーちゃんの家族として自信をつけてきたのだ。

















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